2015年

2月

19日

今年の諏訪湖は「明けの海」

 昨日のごあいさつで、「まだまだ寒い日が続きますが」と言ったばかりですが、今日は2月とは思えないすごく暖かい陽気です。

 人とは身勝手なもので、寒ければ寒いで文句を言い、暖かければ暖かかったで、地球温暖化の影響が心配などと言いはじめます。


 今日は、仕事で諏訪湖の近くまで行ったので湖面を見てみると、氷の気配は全くなく、ざわざわと波立っていました。

 昨年に続き御神渡(おみわたり)が出来ない「明けの海」となったようです。

 諏訪大社本宮では、毎年2月下旬~3月上旬のこの時期に、御渡注進式(みわたりちゅうしんしき)という神事が執り行われます。御神渡とは諏訪湖が凍った時に出現する氷裂で、上社の男神が下社の女神の居所に通った道筋であると信じられてきました。この氷裂の通り方により、その年の豊凶、天候等を占なってきたもので、その中で湖が凍らない年のことを「明けの海」と表現していたそうです。

 

 ところで、上社の神様はどのくらいの頻度で下社の神様の所へ通ったのでしょうか?神様なので、湖が凍らなくても対岸には行けたはず。

 今でいう「別居婚」状態だったのでしょうが、神代(かみよ)の時代からと考えると、大変先進的な神様だったのではないでしょうか。

 毎日顔を突き合わせていると、言いたくないこともつい口走ってしまい、しまったと思った時にはもう遅い・・・・なんてことがよくあることを考えると、円満に暮らす形の一つなのかもしれません。


 上の写真は、ちょうど上社側から下社の方角を撮ったものです。湖畔の景色は変化したでしょうが、遠くに見える山並みは、太古の昔と変わらない景色なのでしょう。

 神様も、足取りも重く、憂鬱な気分でこの景色を見たこともあるんだろうな、、、などと極めて世俗的なことを考えながら帰路につきました。