どぶろく祭り

 本日は、御座石神社で毎年恒例のどぶろく祭りが開催されました。どぶろくを振舞い酌み交わすという、全国でも例がない珍しいお祭りです。

 4月とは思えないような陽気の中、参会の氏子の皆さんに今年仕込んだどぶろくが振る舞われましたが、今年のどぶろくは酸味が少なく、辛口で非常に出来が良かった、というか、わたくしの好みの味に仕上がっており、ついつい杯が進んでしまいました。お陰様で、呑んだどぶろくの発酵が進んだせいか、夜までお腹がパンパンに張り、大変苦しめられました。

 ただ酒だと思って欲をかくものではありません・・・。


 このお祭りは元来、諏訪大社の祭神である建御名方神の母である高志沼河姫(こしぬなかわひめ)が、狩猟から戻った建御名方神をどぶろくと鹿肉、ウドの粕和えでもてなしたという云い伝えから始まったと云われております。

 ここ御座石神社は、建御名方神が母の居住のために建立したものとされており、境内には高志沼河姫が諏訪に来た時に乗ってきた鹿の足跡のついた巨石や、腰かけ休憩されたと伝えられている石などがあり、どぶろく祭りの際には楓の枝が幣帛として捧げられます。

 これらの神事は諏訪大社から参向した宮司と御座石神社の宮司によって執り行われ、諏訪大社の数ある祭事の中でも、氏子が大変に楽しみにしていた祭事であると云われております。


 例年同様、古式にのっとり、鹿肉と、こぶの塩漬け、餅と御座石神社のお札をいただき、ご機嫌の千鳥足で、発酵でパンパンのお腹を抱え、家路につきました。